マジックキャッスル出演 2014年3月10日~16日 P.1
PALACE OF MYSTERYに出演しました。
3月8日出発
3月8日に成田を出発しました。
小野坂東師がわざわざお見送りに来てくださいました。師には、マジックキャッスル出演に一方ならぬご尽力をいただきました。
3月8日(アメリカ時間)にロサンゼルスに着きました。
マジックキャッスルの“キャスティング・ディレクター”ジャック・ゴールドフィンガー師自ら、キャッスルの車で迎えに来てくださいました。
左から、同行してくださった小川さん、町田さん、私、ジャック・ゴールドフィンガー師、監督の小野坂聡師です。
マジックキャッスル
いよいよマジックキャッスルです。前の週の公演を見に行きました。
「開けごま」の呪文を唱えて入るキャッスルの中は、まるで映画の世界です。
まさにクラッシックな“お城”のなか、ドレスアップした人々がお酒を飲みながら、いくつもの劇場で演じられるマジックを見て贅沢な一夜を過ごす、そんな別世界がそこにはありました。
まずは、PALACE OF MYSTERY。ティナ・レナート師の「掃除婦の恋」は何度見ても名作です。初めて見たミスティナ師の「MOON」は、幻想的で感動しました。やはり女性マジシャンに目が行きますが、みな素晴らしい演技でした。PARLOUR、CLOSE-UPと見て回り、夢のような一夜を過ごしました。
ホテルに帰ってきて、本当に自分も「月曜日からあの劇場で演じるのか」と震えが来ました。でも、一日の疲れが出て、すぐ眠ってしまいました・・・
マジックキャッスル出演
ついに出演の朝、キャッスルのサイトの今週の出演者の欄に「Toshiko Inoh」の名前が載っているのを見て、改めて身の引き締まる思いです。
1日も休みのないキャッスルでは、初日の月曜日に搬入、リハーサルと朝から大忙しです。
入口で、ジャック・ゴールドフィンガー師にご挨拶。
明るくて、優しくて、こちらの気持ちを引き立ててくださる、素晴らしい方です。さすがはキャッスルの“Director of Entertainment”です。ロサンゼルスに着いた日から最後まで、毎日本当にお世話になりました。
楽屋で共演者のマーク・ハスラム師(左手前)にご挨拶。穏やかで、礼儀正しい英国紳士です。お客様を上げてのおしゃべりマジック、笑い声と歓声の絶えない楽しいステージです。司会も務めてくださいました。
左手奥はマックス・メイビン師。あの有名なメイクがないと分からない方もいらっしゃるかもしれませんが、素顔の師は優しく、理知的で、日本語もペラペラ。舞台監督をしてくださり、いろいろなアドバイスをいただきました。
続いて、リハーサル。
PALACE OF MISTERYの舞台監督のブライアン師、日本から同行してくださった小野坂聡師、マックス・メイビン師、緒川集人師をはじめ、いろいろな方々にアドバイ スをいただきながら、リハーサルをしました。キャッスルならではの素晴らしい方々に応援していただき、感謝に堪えません。
キャッスルの入り口には、今日の出演者のプログラムが額に入れて掲げられ、私の出演する劇場“PALACE OF MYSTERY”のステージの準備も整ました。
いざ、初日の幕開けです。
さすがに初回は緊張して、足が震えました。でも音楽が始まると、もう腹を括るしかないという気持ちになり、度胸が据わりました。
初めの傘が出た時から場内が沸きかえり、日本では有り得ないほどの歓声に「私、間違えたかな???」とビビるほどでした。
公演は大成功。お客様の拍手と歓声に心浮き立つステージでした。
(キャッスル内は撮影禁止なので、ステージ写真はリハーサル時のものです。)
ステージを降りてきて、ジャック・ゴールドフィンガー師、島田晴夫師に「とても良かった!」と褒めていただきました。本当にキャッスルのステージなんだと実感しました。
初日が終わったステージ上で、共演者3人で記念撮影。
左からマーク・ハスラム師、私、ダン・スペアリー師です。
ダン・スペアリー師はラスベガスで活躍中の若手マジシャンです。見た目、ちょっと怖そうですが、陽気で、お茶目な、素敵な方です。折鶴に感激してくださいました。ステージはとてもパワフルな鳩出しです。
バラエティに富んだメンバーで、お客様にも楽しんでいただけたようです。遅い回になるほど、お酒を召したお客様の盛り上がりは物凄く、私も乗りに乗って楽しく演技ができました。
興奮の中、初日のキャッスル出演が終わりました。
ホテルに帰ってきたのが、夜中の2時。興奮で目が冴えていましたが、いつの間にか気持ちよく眠っていました。
続きは、次のページ「マジックキャッスル出演 P.2」をご覧ください。